« 脳腫瘍とは? | トップページ | 赤紙 »

神経膠腫

私の腫瘍の種類は、まだよくわからない。
それを確定診断するために、これから生検手術を行なうわけだが
今現在までの、画像診断の中でわかっていることもある、らしい。
今、私が疑われているのは、神経膠腫と呼ばれるもの。
これが、いったいどんな病気なのか、について、説明してみたい。

脳(大脳)の細胞は、生まれたときに約140億個あり、
それからは、歳とともに壊れて行くが、増えることはない。
この話は、学校でも習うぐらいなので聞いた事のある方も多いと思うが
これはすなわち、脳細胞は分裂しない、つまり基本的には
異常分裂、がん化しない、ということである。
では、どこが異常分裂するのか。

脳は、神経細胞(ニューロン)の他に
膠細胞(グリア細胞)と呼ばれるものから成り立っている。
これは、脳を物理的に支える骨格的な役目をしたり
神経細胞へ栄養を供給したりするものだ。
これらは、分裂するので、腫瘍化することもある。
グリア細胞には、主に3種類、
星細胞、上衣細胞、乏突起膠細胞とあるが
それぞれが腫瘍化した場合、
星細胞腫、上衣腫、乏突起膠腫と呼ばれている。

髄膜腫や神経鞘腫など、脳の周りからではなく、
脳の実質から発生する腫瘍は、この神経膠腫が代表的なものだ。

私の場合、この中でも
「星細胞腫」が疑われているらしい。
星細胞腫といっても、グレードは1から4まで、
良性から悪性まである。
それぞれの代表的なものは・・・。

グレード1は、毛様細胞性星細胞腫というもので
子供の小脳に出来ることが多い。
私も小脳だし、子供の頃に発生した可能性もないとは言えないが
まあ、可能性は低いかも。
これは、手術で全摘出来れば予後はよいとのこと。
他の星細胞腫とはちょっと違うので、「星細胞腫」には含めないという意見もある。

グレード2は、びまん性星細胞腫。
良性とも悪性ともいえないそうだが
5年生存は60~80%(他の病気でも、グレードが同じならこんなもの)と言われるので
統計的、医者にとっては“いいほう”かもしれないが
患者本人にとっては、ある種の覚悟が必要になりそうな値ではないだろうか。

グレード3は、退形成性星細胞腫。
「退形成性」とは、前にもちょっと触れたが
細胞が、異常分裂のため、まともに形成されていない、ということ。
がん化という意味では、完全にがんと言っていいだろう。

グレード4は、膠芽腫という。
これは、細胞が芽の状態のままで増殖してしまうということで
大変に予後が悪いらしい。
でも、治る人は完治することもあるらしいので
あきらめてはいけない病気らしい。

私の場合は、現時点では何なのか全くわからないが
単に「星細胞腫」と呼ぶ場合は、
毛様細胞性星細胞腫や膠芽腫は含まないという見方が多く、
もう半年以上も経過観察している、ゆっくりした経過ということで
グレード2あたりなのではないか、と勝手に考えている。
そろそろ身辺整理すべきなのか、微妙なところだ。

|

« 脳腫瘍とは? | トップページ | 赤紙 »

医療」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 神経膠腫:

« 脳腫瘍とは? | トップページ | 赤紙 »